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このサイトは日本聖書協会発行の
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週報巻頭言
週報巻頭言 : 主の過ぎ越し (出エジプト12:21–36)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2017-10-01 18:00:00 (46 ヒット)
週報巻頭言

真夜中になって、主はエジプトの国ですべての初子を撃たれた。(出エジプト12:29)

ついに、その日は来ました。主なる神はイスラエルを奴隷のくびきから解放するためにエジプトのすべての初子を撃つと予告されます(11:4–6)。イスラエルは羊をほふってその血を家の入り口に塗るように命じられました。「滅ぼす者が家に入ってあなたたちを撃つことがないため」です。エジプトから解放された後も、民は毎年この儀式を守り、この日のでき事を子どもたちに伝えなければなりません。
 恐ろしい裁きがエジプトに下りました。エジプトで最高の地位を持つファラオの家から牢屋につながれている捕虜の家まで、免れた家は一つもありませんでした。なおも神に反抗し続けたら、エジプト人は皆死んでしまうでしょう。ファラオはついに降参してイスラエルの民全員が家畜もろとも去ることを認め、エジプト人たちも民をせきたてます。たった一夜のでき事だったので、パンの練り粉に酵母を入れて膨らませる暇もありません。このため彼らはパン種の入っていないパンを食べなければなりませんでした。これもまた毎年儀式として守られることになります。金銀の装飾品や衣類というおまけまでつきました。
 神はなぜこんなに厳しくエジプトを撃たれたのでしょうか。悪に悪を返してよいのか(ローマ12:17参照)と疑問を持たれるかもしれません。しかし、イスラエルの立場から見てみましょう。彼らは奴隷として日に日に労働を重くされ、男の子を皆殺しにされ、先祖の神を礼拝したいという願いさえ拒まれていました。彼らの叫びを聞いてくださる神に頼るしかありませんでした。神は彼ら貧しく虐げられた者の肩を持たれたのです。過ぎ越しの祭りは、元来は春先に牧草地を移動する羊飼いたちが新生獣の安全を祈る儀式であり、種なしパンの祭りは農民が麦の初穂を感謝する儀式だったと見られます。それが出エジプトのでき事と結びついたのは、エジプトを脱出したごく少数の奴隷たちが農民や羊飼いに呼びかけて共に自由な国を作っていったからでしょう。自由を与える神、自由を奪う者に厳しく立ち向かわれる神に出会った人々が、世界を変えていったのです。(高市和久)

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