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週報巻頭言
週報巻頭言 : 主はわたしの力 (出エジプト15:1–18)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2017-10-22 18:00:00 (19 ヒット)
週報巻頭言

主はわたしの力、わたしの歌。主はわたしの救いとなってくださった。 (出エジプト15:2)

主なる神はイスラエルの人々にあしの海を渡らせ、エジプトから脱出させてくださいました。ここで物語は一段落し、長い詩によって結ばれます。21節のミリアムの歌が拡張されたものと見られ、あしの海のでき事を歌う間に主に対する賛美(2, 3, 6, 7節)が挟まっていきます。1, 4–5節ではでき事がひと言で述べられ、8節から海が分かれたこと、エジプト軍がイスラエルを追って海に入り、沈んだことが歌われます。11節は「あなたのような神はいない」と唯一の神をほめたたえます。
 12節から、モーセの権威を否定したコラ、ダタン、アビラムの末路(民数記16:31)、約束の地への侵入とペリシテ、エドム、モアブ、カナンの征服(ヨシュア記、士師記、サムエル記)を述べているのは不思議なことです。この時点でモーセがこれらのでき事を予見できるはずはないからです。土地征服に至る物語の流れが固まってからでなければ言えないことです。ここからも、この歌はモーセの時代よりはるか後の産物であることがわかります。
 神の恵みを喜ぶ人は、感謝し賛美しないではいられません。神に「ついて」語るだけでは足りず、神に「向かって」呼びかけざるをえません。その二つには、ヨブ記のヨブとその友人たちの発言を比べればわかるように、根本的な違いがあります。しかしどのように呼びかけたらよいのでしょうか。感謝の思いに形を与えたのがイスラエルの賛美の伝統でした。この詩は、詩編に多い「感謝の歌」に倣って作られていて、2, 6節は詩編118:14, 16、11節は同71:19など、18節は同146:10に似ています。過ぎ越しの祭りに集まった民が歌うことを想定しているのです。声を合わせて歌うことによって救いのでき事はよみがえり、追体験され、各自の心に刻まれていきます。歌は、心の深層から発して深層に届くからです。歌い手たちの深い喜びと感謝に触れた人は、慰めと励ましを与えられるでしょう。信仰が理性だけでなく体全体で経験されるものであることをイスラエルの人々は知っていたのです。(高市和久)

♪ 今週の賛美歌を聞く 


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