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週報巻頭言
週報巻頭言 : 幼子、乳飲み子の賛美 (詩編8:1–10)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2017-11-12 18:00:00 (9 ヒット)
週報巻頭言

天に輝くあなたの威光をたたえます、幼子、乳飲み子の口によって。 (詩編8:2–3)

この詩は、力強く全地に満ちる主のみ名への賛美で始まります。この地上にも神の業の跡は残されています。野も山も、静まっているようでいて、力強くみ名を賛美しているのです。この句が最後に繰り返されているところから、4節後半–9節の独唱の前後を合唱が挟む形で神殿で歌われた賛歌と見られます。4節から見て、夜間の礼拝に用いられたのでしょう。月や星、人間、大小の家畜、獣、鳥、魚の創造、特に万物を治めるべき人間の務めは創世記1章の天地創造物語を踏まえているので、捕囚後に再建された神殿で歌われたものと考えると「全地」にはバビロニアやペルシャのような大帝国も含めて、という意味が込められていることになります。
 この詩の中心は5節にあります。天に月や星を配置する大いなる神、地上にも空にも海にも生き物を満たされる力ある神のみ業を仰ぐとき、どうしてこの小さな人間、無力な人の子をみ心に留め、顧みられるのか、と問わずにはいられません。不思議と言うしかない恵みです。わたしたちの生は時に困窮に悩みます。イスラエルの民もわずかの間神に捨てられる経験をしました(イザヤ54:7)。しかし、そのようなわたしたちがみ心に留られています。これこそがもっとも幸いなことであり、究極の慰めなのです。
 神がもっとも喜ばれるのは、幼子、乳飲み子の口から出る賛美です。小さな民の中でももっとも小さい者をもっとも深く愛されるのは、その民を選んで奴隷のくびきから解放し、大帝国に苦しめられている民を顧みて救い出してくださった神にまことにふさわしいことであり、小さな人間に対する神の顧みの最大の表れです。実際、神殿に来られたイエスを迎えて「ダビデの子にホサナ」と叫んだのは子どもたちでした。祭司長たちと律法学者たちは腹を立てましたが、子どもたちは気に留めません。そんな子どもたちを、イエスはこの詩の2–3節を引いて擁護されました(マタイ21:16)。神は、イエスの神殿への到来という大事な場面でもっとも小さい者たちを用いられたのです。幼子の賛美の声は、礼拝に欠かせません。(高市和久)

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