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このサイトは日本聖書協会発行の
新共同訳聖書から引用しています。
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週報巻頭言
週報巻頭言 : 「生きていていいの?」(第1コリント12:22-27)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2018-08-26 09:32:34 (15 ヒット)
週報巻頭言

「体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです」第1コリント 12章22節

脳梗塞の後遺症で介護が必要な状態になった友人のお父さんの言葉が心に引っかかっています。温厚で人望が厚かったお父さんが「迷惑をかけるようになり申し訳ない。死んでしまいたい」と家族の前で泣いたそうです。友人はお父さんが生きていてくれるだけで嬉しく幸せなのに、その男泣きして謝る姿を思うと、切なさに胸がずっとうずいていると語りました。
2016年7月26日、相模原にある障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の26歳の青年が殺傷事件を起こしました。19人を殺害し、多くの人を負傷させた彼は「確信犯」でした。「重度の障害者は家族を不幸にしている」と言い、「日本や世界のために障害者を殺す」ことが良いことだと確信して事件を起こしたのです。彼は障害の重い人たちを「生きる意味のない命」と言い切り、実行したのです。
「家族に迷惑をかける存在になって申し訳ない。死にたい」と泣く高齢者。障害が重い人たちを「生きる意味がない命」と言い、殺害した青年。これに対し教会はどんな答えを持っているのでしょうか?
聖書は創世記1章31節で「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった」と語ります。神は存在するものをすべて「よし」とされたのです。またマタイによる福音書6章には、神は、種も撒かず刈り入れもせず倉に納めもしない鳥を養い、1輪の野の花を、栄華を極めたソロモンより美しく着飾らせてくださると記されています。神は、私たちの「行為」によってではなく、「存在」そのものを、そのままで肯定してくださっているのです。
一方パウロは第1コリント12章22節で、教会を一つの体としてたとえ、「体の中でほかよりも弱く見える部分がかえって必要なのです」と語ります。弱いところには神の力が働くからです。弱いところに心が注がれ、お互いの愛が沸き上がり、その愛と配慮により、結びつきがより強固になるからです。弱いとされるもの存在は、お互いの愛を引き出し、関わる周りの人を成長させ、本人も関わる人も含め、皆を根底から変える、新しい生き方への招きでもあるのです。                                               
                                 (篠塚薫)       


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