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このサイトは日本聖書協会発行の
新共同訳聖書から引用しています。
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週報巻頭言
週報巻頭言 : 「イエスと悪人たち」 (マタイによる福音書 5章 38−42節、7章 9−11節)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2018-10-07 21:04:50 (45 ヒット)
週報巻頭言

もしだれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
(マタイ5:39)

イエスは、徹底的に弱者の側に立っておられました。イエスに従っていた群衆の中の多くは、貧しくてその日の食べ物にも事欠くような人たち、罪びととされていた人たちだったのでしょう。差別されていた人たちだったでしょう。中には悪い者呼ばわりされ排除されていた人たちもいたのではないでしょうか。イエスはそのような人たちと共にいました。そのような人たちを励まし、「神の国はあなたがたのものだ」と語りかけていたのです。
イエスが厳しく糾弾したのは、貧しい人々を虫けらのように軽蔑していた、社会的に力のある権力者や金持ちであって、彼らこそ悪人なのだとさえ言っています。イエスは常に弱い立場の人の側に立ち、弱い者を苦しめる者こそ悪者と呼ばれるべきだとしています。人々はそんなイエスの姿に慰められ、励まされたのでしょう。神の国の希望を与えられたのでしょう。
「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。だれかが、1ミリオン行くように強いるなら、一緒に2ミリオン行きなさい」という言葉も、右の頬を打たれる人、下着を取られる人、1ミリオン行かせられる人を励ます言葉として語られたのではないでしょうか。右の頬を打たれても、下着を取られても、問答無用で1ミリオン行かせられても、手向かうことなど到底できない、じっと耐えるしかない人々に、「それならいっそのこと左の頬も向けてやったらどうだ。上着も持っていけと言ったらどうだ。1ミリオンではなく2ミリオン行こうと言ってやったらどうだ。悪人たちはきっと驚くことだろう」と。
この言葉が励ましの言葉として語られたのであれば、「右の頬を打たれた時には左の頬も向けなければならない」という意味にはなりません。確かにイエスは、相手が悪者であったとしても実力行使は認めていません。しかしこの言葉には、実力行使にはない気迫が込められています。
                               (関 玖仁男)


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