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このサイトは日本聖書協会発行の
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週報巻頭言
週報巻頭言 : 「何もかも捨てて」 (ルカによる福音書 5章27〜32節)
投稿者 : iybpc 投稿日時: 2018-10-21 22:54:10 (20 ヒット)
週報巻頭言

彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。(ルカ5:28)

イエス様は、徴税人レビのところに出かけて行き、「わたしに従いなさい」と言って彼を招かれました。27節に「イエスは出て行って」と書かれていますが、並行箇所の『マタイ』と『マルコ』は「通りがかりに」となっています。つまり、『ルカ』はイエス様が「通りがかりに」レビと出会ったと言うよりも、わざわざ出かけて行ってレビに出会われた、ということを強調しているのです。
 レビは、徴税人としてローマ帝国がユダヤ人から税金を徴収するのを請け負う仕事をしていました。ローマの手先となり、しばしば不正な利益を得ていたので、人々から嫌われていました。また、徴税人は異邦人であるローマ人と接触するので、当時のユダヤ人社会の中では汚れた「罪人」とされていたのです。そのレビが仕事中にイエス様に見つめられ、「わたしに従いなさい」と声をかけられたのです。すると驚くことに、彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエス様に従ったのです。 
このイエス様の「わたしに従いなさい」という言葉は、ただ上から下への命令的な招きではなく、「あなたのその生き方を私と一緒に変えてみないか。もう一度生き直してみないか」という、愛と励ましに満ちたイエス様の思いが込められた言葉であったと思います。
 座っていたレビがイエス様と出会い、何もかも捨てて立ち上がって行く、という短い文章の中に、とても大切な意味が込められているように思います。何もかも捨ててイエス様に従うのは簡単なことではありません。しかし、聖書には何も書かれていませんが、イエス様の招きの言葉の中に、レビの心に触れる何かがあったことは確かです。この「何か」がとても大切なのです。
「立ち上がる」という言葉は、「復活する」という言葉と同じギリシア語の単語が使われています。つまり、「新しい人間になる」、「新しく生まれ変わる」ということを意味しているのです。イエス様の招き(愛)が、レビの心に触れて、罪人として無力と束縛と絶望の中にあった彼を揺り動かし、命の息を吹きかけ、立ち上がらせたのです。そして、レビもまた持てる物を何もかも捨てた(手放した)からこそ、その場から立ち上がることができ、イエス様に従って行くことができたのです。 
                                     (松 準)


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